ニュース

海外 その他

欧州3歳マイル女王はガナーティ/コロネーションS

2009年06月24日 10時25分

◇コロネーションS(英G1)
6/19 アスコット 3歳牝
総賞金27万2500ポンド 1着賞金15万4698.25ポンド
芝8ハロン(右) Good To Firm(良) 10頭 ※レコード1分38秒32
1.ガナーティ
牝3 鹿毛 126ポンド 米国ケンタッキー産
父ジャイアンツコーズウェイ
母サライール
母の父ミスタープロスペクター
2.レガーヌ
(牝3 126ポンド 父レッドランサム)
3.レインボーヴュー
(牝3 126ポンド 父ダイナフォーマー)
着差:2、2-1/4、2
・馬主/ハムダン・ビン・ラシッド殿下
・調教/B.ヒルズ(英)
・生産/シャドウェルファーム
・騎手/R.ヒルズ
英・愛・仏の1000ギニー馬が揃ったG1コロネーションSを制したのは、3番手から抜け出した英1000ギニー馬のガナーティだった。
仏1000ギニー馬イルーシヴウェーヴは2番手から先頭に立ちかけたところでガナーティに交わされ、最後は4着まで後退。クールモアの主戦・ムルタ騎手の騎乗停止により今回はライアン・ムーア騎手が手綱を取った愛1000ギニー馬アゲインは後方ままの見せ場もない7着に敗退した。
一方で、前々走G1英1000ギニー5着(1番人気)、前走G1英オークス4着(2番人気)と、このところ冴えを欠いていた昨年の欧州最優秀2歳牝馬レインボーヴューが直線で末脚を伸ばして3着に食い込み、復調気配を感じさせた。
勝ったガナーティは通算成績4戦3勝で、初G1制覇となった前走のG1英1000ギニーに続くG1・2連勝。管理するバリー・ヒルズ師が現在血液疾患(命を脅かすレベルの重病と伝えられている)で療養中のため、実際の管理にはアシスタント・トレーナーの息子チャーリー・ヒルズ氏があたっている。
今回手綱を取ったリチャード・ヒルズ騎手もバリー・ヒルズ師の息子で、2005年にこのレースを制したバリー・ヒルズ厩舎の管理馬メイズコーズウェイの手綱を取ったマイケル・ヒルズ騎手とは双子の兄弟。今回のガナーティの勝利はヒルズ一家にとって特別な勝利となった。
鞍上リチャード・ヒルズ騎手は地元メディアに対し「僕の人生には2人の女性しかいない。妻と、ガナーティだ」とその資質を絶賛。あわせて、馬名の“Ghanaati”はアラビア語で“My Love”(私の愛、恋人)の意でもあると明かしている。
なお、リチャード・ヒルズ騎手はこの日の第1レース・G3アルバニーSでもハバーイブを勝利に導いた。米ウェスリー・ワード厩舎のイジーアンは2番人気に推されたが、9着に終わっている。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ