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年度代表馬アドマイヤムーンに初仔が誕生

2009年01月22日 12時19分

2007年のJRA年度代表馬アドマイヤムーン(牡6歳、父エンドスウィープ)に、待望の初年度産駒が誕生した。
1月10日に新ひだか町の井高牧場で生まれたのは栗毛の牝馬。母は米3勝のヒットザボード(牝13歳、父エーピーインディ)で、近親にシルヴァーヴォイス(G1マンハッタンH)がいる牧場期待の繁殖だ。予定日より10日早い出産だったが、母仔ともに元気いっぱい。放されたパドックを所狭しと駆け回っていた。現役時代からアドマイヤムーンのレースぶりを評価していた同牧場の井高義光社長は「フォーティナイナー系種牡馬と相性の良い繁殖に付けたのですが、父に似て柔らかそうな感じに生まれました」と、愛娘に夢を広げていた。
また、19日には白老町の習志野牧場で牡馬が誕生。母は07年の福島牝馬Sを勝ったスプリングドリュー(牝9歳、父ミシル)で、父母ともに初仔となる。同牧場の吉田俊幸代表は「初産とは思えないほど順調でした。アドマイヤムーンの長男なので大いに期待しています」。母仔寄り添って放牧地を歩く姿に目を細めていた。
アドマイヤムーンは03年セレクトセール出身馬。1680万円で売却された。2、3歳時は弥生賞、札幌記念、札幌2歳S、共同通信杯などを制覇。4歳時はG1ドバイデューティフリー、G1宝塚記念、G1ジャパンCを制し、年度代表馬に輝いた。
昨シーズンから日高町のダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスで種牡馬入り。供用初年度は138頭の繁殖を集めた。世界の頂点に立った実力に加え、早世した名種牡馬エンドスウィープの後継としても期待されていることから、今春生まれてくる初産駒には注目が集まっている。

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