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ウォーパス引退、種牡馬入り

2008年09月10日 13時25分

現地時間9月5日、昨年の米最優秀2歳牡馬ウォーパス War Pass(牡3、N.ジトー厩舎)の引退が発表された。米ケンタッキー州レーンズエンドファームで種牡馬入りする。種付け料は未定。
ウォーパスは父チェロキーラン Cherokee Run(1995年米最優秀スプリンター、G1BCスプリント勝ち馬)、母ヴュー Vue、母の父ミスタープロスペクター Mr. Prospector という血統の米国産馬。半姉にG1スピナウェイS勝ち馬オース Oath(父ノウンファクト Known Fact)を持つ。
通算成績は7戦5勝で、うちG1で2勝(G1BCジュヴェナイル、G1ホープフルS)を挙げている。
ウォーパスは圧倒的なスピードを武器に、昨年7月のデビュー戦から、アローワンス、G1ホープフルS、さらにG1BCジュヴェナイルと4連勝。無敗の2歳王者に輝いた。
今季初戦のアローワンスも7馬身半差で楽勝したが、2戦目のG3タンパベイダービーでは、G1ケンタッキーダービーを意識して3番手に抑える競馬が裏目に出て、直線を迎える前に失速。シンガリ7着と惨敗を喫してしまった。
続く4月のG1ウッドメモリアルSでは、他馬の競り掛けにも屈することなく敢然とハナへ。勝ったテールオブエカティ Tale of Ekati の末脚には屈したものの、2着と踏ん張ってみせた。
その直後、左前脚の骨折が判明して戦線を離脱。この数カ月間は回復の様子を見られていたが、レーンズエンドファームがG1BCジュヴェナイルの直後に種牡馬として供用する権利を早々と獲得していたこともあり、大事を取った形で引退・種牡馬入りの判断がなされた。

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