ニュース

中央 その他

JRA購買馬が宮崎へ向け出発

2008年09月05日 11時17分

8月のHBAサマーセールなどでJRA日本中央競馬会が購買した1歳馬17頭が9月3日、宮崎県のJRA宮崎育成牧場へ向け旅立った。
JRAは毎年、全国のサラブレッド1歳市場で育成馬用として約80頭を購買し、育成研究や育成技術の開発を行い、その成果を普及、啓蒙することにより、育成分野のレベルアップに取り組んでいる。今年は九州市場で1頭、八戸市場で4頭、JRHAセレクトセールで3頭、HBAセレクションセールで14頭、サマーセールで58頭の合計80頭の1歳馬を総額5億158万5000円で購買。宮崎育成牧場と浦河町のJRA日高育成牧場の2カ所へ順次、移動を済ませてきた。
この日はサマーセール購買馬13頭が新ひだか町の北海道市場へ集合。JRA獣医師の個体検査が行われた後、日高育成牧場から積み込まれた4頭とともに、約40時間の長旅に出発した。愛馬を引き渡した生産者は「JRAの素晴らしい育成技術でどう変身するか楽しみ。頑張ってほしいです」と激励。引渡しに立ち会った市場関係者は「この中から活躍馬が出てほしいですね」と期待を寄せていた。
80頭の育成馬は日高に56頭、宮崎に24頭と分かれて配置。来年4月下旬に開催される予定のJRAブリーズアップセールに向け、今月から厳しい育成調教が始められる。
昨年JRAが購買した育成馬は、今年のブリーズアップセールや他のトレーニングセールなどに上場され、76頭を売却。すでにデビューしている馬もおり、JRAでは2730万円と最高値で取引されたセイウンワンダー(牡2歳、栗東・領家厩舎、父グラスワンダー)が好時計で勝ち上がっている。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ