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ヘンリーザナヴィゲーター、ギニー連勝

2008年05月29日 10時19分

現地時間5月24日、愛カラ競馬場でG1愛2000ギニー(3歳牡牝、芝8F、5頭)が行われ、ヘンリーザナヴィゲーター Henrythenavigator(牡3、愛A.オブライエン厩舎、J.ムルタ騎手)が優勝した。勝ち時計は1分39秒63、馬場状態は Firm(堅良)だった。
レースを先導したのは前走G1英2000ギニーでヘンリーザナヴィゲーターにハナ差で敗れた昨年の欧最優秀2歳牡馬ニューアプローチ New Approach。対して、連勝を狙うヘンリーザナヴィゲーターはニューアプローチを射程圏に捕らえつつ3番手からじっくりとレースを進めた。
残り2ハロン地点で、2番手を進んでいたG1英2000ギニー3着馬のスタッブズアート Stubbs Art がニューアプローチに並びかけようと脚を伸ばしたが、ここでニューアプローチがグンと加速。スタッブズアート以下を突き放しにかかった。
これに襲い掛かったのがヘンリーザナヴィゲーター。残り1ハロンから鞍上のジョン・ムルタ騎手が追い出しにかかると力強く反応。懸命に粘るニューアプローチを楽々交わしてゴールイン。前走はハナ差の争いだったが、今回は1-3/4馬身というハッキリとした差がついた。
なお、3着にはスタッブズアート(ニューアプローチから3馬身半差)が入り、G1英2000ギニーの上位3頭が今回もそのまま3着までを独占という結果になった。
勝ったヘンリーザナヴィゲーターは父キングマンボ Kingmambo、母セコイヤ Sequoyah(愛G1モイグレアスタッドS勝ち馬、父サドラーズウェルズ Sadler's Wells)という血統の米国産馬。通算成績は6戦4勝で、前走G1英2000ギニーに続いてG1は2勝目となった。
次走はまだ確定していないが、陣営はG1英ダービー(6/7、エプソム、芝12F10Y)挑戦に前向きの様子だ。
一方、敗れたニューアプローチのジム・ボルジャー師は、敗因を馬場が硬かったこととしている。6月29日に同じカラ競馬場で行われるG1愛ダービー(芝12F)が次走の候補として挙がっているが、馬場の状態次第では回避もありうるとしている。

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