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ナタゴラ逃げ切り!/英1000ギニー

2008年05月08日 15時59分

現地時間5月4日、英ニューマーケット競馬場でG1英1000ギニー(3歳牝、芝8F、直線、15頭)が行われ、高松宮記念2着馬のディヴァインライトを父に持つナタゴラ Natagora(牝3、仏P.バリー厩舎、C.ルメール騎手)が優勝した。勝ち時計は1分38秒99、馬場状態は Good to Firm(良)だった。
ナタゴラは好発を決め、鞍上のクリストフ・ルメール騎手は持ち前のスピードを生かすべく迷わずハナへ。ムタバラ Muthabara(G3フレッドダーリングS)にガッチリマークされたが、残り2ハロンでこれを振り切った(ムタバラは8着)。
しかし、今度はインファリブル Infallible(G3ネルグウィンS)、スペーシャス Spacious(G2メイヒルS)の2頭が末脚を伸ばし、ナタゴラを激しく追い上げた。戦前は距離不安も囁かれたナタゴラだったが、ここで目を見張る踏ん張りを見せ、先頭を譲らなかった。
半馬身差でナタゴラが1着、スペーシャスが2着。インファリブルはナタゴラに根負けし、最後に失速して4着。3着には最後まで渋太く伸びたG1・2勝馬のシアシャアブ Saoirse Abu が入った。
ナタゴラは父ディヴァインライト、母レイナミクサ Reinamixa(母の父リナミクス Linamix)という血統の仏国産馬で、通算9戦7勝。昨年の英G1チーヴァリーパークSに続くG1・2勝目で、他に仏G2ロベールパパン賞、仏G3ボワ賞と、重賞で延べ4勝を挙げている。
今後の予定は流動的。同馬を管理するパスカル・バリー師はG1コロネーションS(6/20、アスコット、芝8F)からG1ジャックルマロワ賞(8/17、ドーヴィル、芝1600m)という路線を考えているようだが、正式にはオーナーサイドとの話し合いの中で決められることになりそうだ。

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