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カーリン、世界の頂点に/ドバイワールドC

2008年04月02日 18時56分

現地時間3月29日、首ナドアルシバ競馬場で世界最高賞金を誇るG1ドバイワールドカップを頂点としたドバイワールドカップ開催が行われた。
メインレースのG1ドバイワールドカップ(北半球産馬4歳上&南半球産馬3歳上、ダ2000m、12頭)を制したのは、不動の本命と目されていた昨年の米年度代表馬カーリン Curlin(牡4、米S.アスムッセン厩舎、R.アルバラード騎手)。
終始引っ張りきれない手応えで、先行したウェルアームド Well Armed、エイジアティックボーイ Asiatic Boy の外3番手を差なく追走。直線で楽々と突き放した。勝ち時計は2分0秒15、馬場状態は Fast(速)だった。
7馬身以上後方で繰り広げられた2番手争いは、エイジアティックボーイがウェルアームドをクビ差交わして決着。日本から挑戦したヴァーミリアンは本来の走りが見せられず、シンガリ12着という残念な結果に終わった。
勝ったカーリンは父スマートストライク Smart Strike、母シェリフスデピュティ Sherriff's Deputy(母の父デピュティミニスター Deputy Minister)の米国産馬で、通算11戦8勝。これでG1タイトルは4つ目となった。
今後はG1BCクラシック(10/25、サンタアニタ、AW10ハロン)連覇を最大目標に調整される見込み。具体的な次走の予定はまだ明らかになっていない。
また、G1ドバイデューティフリーに出走した日本馬2頭は、ウオッカが4着、アドマイヤオーラが9着。G2UAEダービーに出走したイイデケンシンは8着と、それぞれ敗れている。
なお、G1ドバイシーマクラシックを制したサンクラシーク Sun Classique はフジキセキの産駒。さらに約半日後のG1高松宮記念では、ご存知の通り産駒ファイングレインとキンシャサノキセキAUSがワンツー・フィニッシュを決めている。
この快挙は世界にも打電されており、今後フジキセキ産駒にはこれまでにも増して大きな注目が寄せられることになりそうだ。
※G1ドバイワールドカップ、G1ドバイシークラシック、G1ドバイデューティフリー、G2UAEダービーの詳細な成績と映像は、JRAホームページ内の「ドバイ・ワールド・カップ 成績と映像」で閲覧可能。

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