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“ザ・ロック”の本邦初産駒が誕生

2008年01月31日 20時06分

G1・7連勝の世界記録を持つ“ザ・ロック”こと、ロックオブジブラルタル(牡9歳、父デインヒル)の本邦初産駒が1月17日深夜、新ひだか町の矢野牧場で誕生した。
生まれたのはスターズインハーアイズ(牝9歳、父ウッドマン)を母にもつ黒鹿毛の牝馬。半兄に若駒Sを勝ったアインラクス(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ダンスインザダーク)、おじにディープインパクトがいる牧場期待の1頭だ。「ロックの(血を引く)跡取りがほしかったので牝馬で良かった。大切に育てたいですね」とは同牧場の矢野亨憲氏。愛くるしい表情で放牧地を駆け回る牝駒を微笑ましげに見つめていた。
驚異のG1・7連勝で2002年の欧州年度代表馬に輝いたロックオブジブラルタルは、翌03年から愛国・豪州で供用を開始。昨年、鳴り物入りで日本に導入され、新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で繋養された。世界的名種牡馬デインヒルの最高傑作として人気は高く、昨シーズンは147頭に種付け。“日高の救世主”として期待されたが、海外で産駒が活躍していることから、わずか1シーズンで愛国へ戻ることになった。そのため今春生まれる本邦初年度産駒は人気を呼びそうだ。

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