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岩崎教授講演、これからの馬産地に提言

2008年01月31日 20時06分

ひだか東農協が出資する優駿サポートの平成20年度第2回技術講習会が開催され、岩崎徹札幌大学経済学部教授が「これからの馬産地・日高を考える~馬産地の将来と家族経営の行方~」と題した講演を行った。
岩崎教授は著書『馬産地80話~日高から見た日本競馬』で2006年度馬事文化賞を受賞。生産地事情に精通し、07年からJRA経営委員を務めている。
これからの馬産地について岩崎教授は「家族経営が自己完結型に軽種馬経営を行える時代は終わった」と結論。これからは生産育成技術の向上や経営センスを磨くといった個別経営の体質強化とともに、「いかに地域の複合化・多角化・システム化を行えるかが課題だ」と説いた。
また、日本の競馬はファンが作り上げた大衆競馬と指摘。日高全体が活性化するためには、JRA札幌・函館開催との連携など、「軽種馬産業を中心とした総合産地を目指すべき。産地が本気になればチャンスはある」とエールを送った。

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