ニュース

海外

ファロン騎手、18カ月騎乗停止

2008年01月30日 13時20分

現地時間1月25日、フランス競馬を統括するフランスギャロは、ドーピングテストで2度目の陽性反応を示した愛キアラン・ファロン騎手(42)に対し、18カ月の騎乗停止処分を下した。同騎手は直ちに不服申し立てを行っており、処分の正式発表はまだなされていないものの、裁定が覆るか、または軽減される可能性はほとんどないと見られている。
英リーディングジョッキー6回の実績を誇る同騎手は昨年8月19日、仏ドーヴィル競馬場で行われたG1モルニ賞でマイボーイチャーリー Myboycharlie に騎乗。勝利に導いたが、レース後の検査で禁止薬物(コカインと報じられている)が検出された。
同騎手は一昨年の6月にも同様にフランスで薬物違反による6カ月の騎乗停止処分を受けており、今回は2度目の違反。そのため、今回は1年半の騎乗停止という厳罰が下ることになった。
このフランスギャロによる処分は全世界で適用されることになる。さらに、42歳という年齢面から、騎手生命の危機も囁かれている同騎手だが、現地メディアに対しては「絶対に復帰する」と、かなり強い意思を示している。
それに応じて、英愛の有力調教師からは「復帰するなら支援する」という声が多数聞かれている。
しかし、同騎手が主戦を務めていたクールモアグループの所有馬を管理する愛エイダン・オブライエン師はコメントを発表せず。また、同グループからは「これはキアランの個人的な問題だ。前々から言っている通り、我々はその都度もっともベストと思われるジョッキーを騎乗させる。それだけだ」と、やや冷淡なコメントが発表された。
そして29日、同グループは今後愛ジョニー・ムルタ Johnny Murtagh 騎手(37)を主戦ジョッキーに据えることを発表した。ムルタ騎手はファロン騎手が前回騎乗停止処分を受けた際もその代役を務めていた。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ