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ホッカイドウ競馬閉幕、発売総額微減も堅調

2007年11月15日 15時52分

2007年度のホッカイドウ競馬が11月13日、札幌競馬場で行われた道営記念をもって、17開催83日間(当初計画は86日間)の全日程を終了した。発売総額は119億2096万900円と当初計画対比90.5%に止まったが、前年対比99.9%と前年並みの数字を確保。5年連続で前年の売り上げを上回るまではいかなかったが、一日当たりの発売額は前年比102.3%と増加し、堅調さは維持した。
収支改善を条件に昨年から当面3年の存続が決まり、本年度で再建2年目を迎えた同競馬。馬インフルエンザ発生で3日間の開催中止を余儀なくされるアクシデントはあったが、南関東競馬在宅投票システムの通年稼動やネットバンクの運用開始で売り上げを伸ばした。
また、レース面では2歳重賞ブリーダーズゴールドジュニアCや、ディープインパクト・アグネスタキオンのプレミアム競走などを新設し、番組を充実。同競馬所属(当時)ハートオブクィーンのG3函館2歳S制覇や、G3エーデルワイス賞、G3北海道2歳優駿という2つの2歳交流重賞を地元馬が制し、2歳勢のレベルの高さを全国に知らしめた。
莫大な累積赤字を抱える同競馬は、来年度限りで旭川競馬場からの撤退、09年度からは門別競馬場をメインとし、運営を馬産地主導による新公社が引き継ぐといった「改革ビジョン」を策定中。赤字体質からの脱却に向け、懸命に取り組んでいる。

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