デビュー19年目の田中勝騎手が、自身初となるJRA年間100勝に王手をかけている。同騎手は、89年にデビューして以降、常にリーディングの上位にランクしてきたが、年間100勝の大台に到達したことはなく、これまでの最高記録は05年の96勝だった。しかし、今年は皐月賞(ヴィクトリー)で約15年ぶりのJRA・G1制覇を達成。シンガポール航空国際C(シャドウゲイト)では、自身初の海外G1制覇を遂げた。田中勝騎手は、先週4勝を挙げ、目まぐるしく変動する関東リーディングでトップ(99勝)に立ったが、今週、史上22人目となるJRA年間100勝に到達することができるかどうか。ちなみに岡部幸雄氏のJRA年間100勝初到達はデビュー20年目(86年)、柴田政師はデビュー19年目(85年)だった。