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10月26、27日はブリーダーズカップ

2007年10月25日 13時05分

現地時間10月26、27日の二日間にわたるブリーダーズカップ(以下BC)が今週末に近づいた。
今年のブリーダーズカップの舞台はニュージャージー州モンマスパーク競馬場。同競馬場でBCを開催するのは初めてのことになる。
また、今年は史上初の二日間開催。これまでクラシック(3歳上、ダ10ハロン)を頂点とするG1・8レースを1日で開催していたが、今年から新たに2歳馬による芝のレース・ジュヴェナイルターフ(芝8ハロン)、3歳以上の牝馬によるスプリント戦・フィリー&メアスプリント(ダ7ハロンが規定距離も今年はダ6ハロン)、そしてダートマイル(3歳上、ダ8ハロンが規定距離も今年はダ8ハロン70ヤード)の3レースを新設(いずれも総賞金100万ドル、G外)。G1・8レースの前日に施行される。
<クラシック>
ハイレベルが謳われる3歳牡馬から強力5騎がエントリー。中でもケンタッキーダービー馬ストリートセンス Street Sense、そのストリートセンスを下してG1プリークネスSを制したカーリン Curlin が実績面から一歩リードということになる。
春はこの両頭には及ばなかったものの、秋になって力をつけてきたエニーギヴンサタデー Any Given Saturday(G1ハスケル招待H)、チアゴ Tiago(G1グッドウッドS)にも注目だろう。
さらに、ハードスパン Hard Spun も圏内。本番前の一叩きだったとはいえ、前走G2ケンタッキーカップクラシックではストリートセンスを2着に下している。
対する古馬の代表格はローヤーロン Lawyer Ron。G1ホイットニーH、G1ウッドワードSを連勝して臨んだ前走G1ジョッキークラブゴールドカップSではカーリンの末脚に屈してクビ差の2着と、勢いは鈍ってしまったが、古馬の底力はやはり侮れない。
<ターフ>
目玉は何といっても凱旋門賞馬ディラントーマス Dylan Thomas だ。実績、能力はもちろん申し分なし。過去G1凱旋門賞の優勝馬がG1ブリーダーズカップターフを制した例はない。空前の快挙なるか。
ライバルとなるのは同じ欧州調教馬のレッドロックス Red Rocks か。G1愛チャンピオンS(4着)では勝ったディラントーマスの影さえ踏めなかったが、G1凱旋門賞には目もくれず、早くからここに照準を合わせており、臨戦態勢は整っている。
地元勢では昨年3着のイングリッシュチャネル English Channel が有力。前走G1J.ハーシュターフクラシック招待Sを快勝、G1・5勝目を挙げ、改めてその力量をアピールしている。
その他に多数注目レースが行われるが、中でもワイルドラッシュUSA産駒のドリームラッシュ(牝3)が初代短距離女王の座を目指して出走する26日のフィリー&メアスプリントは要チェックだ。

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