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ストラヴィンスキー産駒ベンバウンG1V

2007年10月11日 12時55分

現地時間10月7日、仏ロンシャン競馬場でG1アベイドロンシャン賞(芝1000m、直線、2歳上、17頭)が行われ、新ひだか町・日本軽種馬協会静内種馬場で供用されているストラヴィンスキーUSA産駒のベンバウンIRE(セン6、英M.ウォレス厩舎、P.スマレン騎手、3番人気)が優勝した。勝ち時計は56秒7、馬場状態は Bon Souple(稍重)だった。
4~5番手からレースを進めたベンバウンIREは、レース中盤から力強く加速。先行勢を交わして先頭に踊り出ると、1番人気のキングズゲートネイティヴ Kingsgate Native(前走G1ナンソープSで古馬を斥けた2歳馬)の追撃も抑えて、先頭ゴールインを果たした。
ベンバウンIREは父ストラヴィンスキーUSA、母エスケープトゥヴィクトリー Escape to Victory(母の父サルス Salse)という血統の愛国産馬で、通算35戦12勝。ここまで愛G3フライングファイヴ3連覇を含め短距離重賞を5勝していたが、G1は初勝利。昨年のG1スプリンターズSで勝ち馬テイクオーバーターゲットAUSから0.5秒差の5着と好走した実績もある。
なお、父ストラヴィンスキーUSAは現在南半球にシャトルされている。当初はオーストラリア経由でニュージーランドに入国、供用される予定だったが、経由地のオーストラリアで馬インフルエンザが発生したため、検疫上の理由からニュージーランドは入国を拒否(※)。そのため、予定が変更され、そのまま今年はオーストラリアで供用されることになっている。
※ストラヴィンスキーUSA自身が馬インフルエンザに罹患したということではない。ニュージーランドは馬インフルエンザ侵入を未然に防ぐため、陽性・陰性に関わらずオーストラリアからの馬の移動を一切禁じている。ちなみにジャングルポケット、ゼンノロブロイもニュージーランドで供用される予定だったが、同じ理由でオーストラリアに留まり、供用されることになった。

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