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シャトル種牡馬、今シーズンは7頭が海を渡る

2007年08月09日 15時38分

9月から始まる南半球の種付シーズンを目前に控えた8月7日、シャトル供用される種牡馬7頭(スニツェル、グランデラ、ブラックホーク、ロックオブジブラルタル、ストラヴィンスキー、ジャングルポケット、ゼンノロブロイ)が、千歳市の新千歳空港からそれぞれの繋養先へ向け、一斉に旅立った。
新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場からは2頭が出国。ロックオブジブラルタル(牡8歳、父デインヒル)はAUSのクールモアオーストラリアへ、ストラヴィンスキー(牡11歳、父ヌレエフ)はNZのケンブリッジスタッドへシャトルされる。
G1・7連勝の世界記録を持つロックオブジブラルタルは今春、鳴り物入りで来日。120頭の配合頭数枠に約500頭の申し込みが殺到した。今シーズンは最終的に147頭に種付け。高い人気を集めた。産駒がひと足先にデビューした欧州ではG1ホースが誕生。南半球でも多くのステークスウイナーを輩出していることから世界的評価は高い。
一方のストラヴィンスキーは南北両半球でG1ウイナーを送るトップサイアー。今年誕生した本邦初産駒の評判も良く、2年連続で種付頭数100頭を超えた。NZでも絶大な支持を得ており、セリでは多くの産駒が高額で取引されている。
2頭が馬運車に乗り込む姿を見守ったJBBA静内種馬場の木村慶純場長は「来年元気な姿で戻ってきてほしい」とエール。束の間の別れを惜しんでいた。

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