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種牡馬ウッドマンが安楽死

2007年07月25日 17時08分

現地時間7月19日、米ケンタッキー州アシュフォードスタッドで繋養されていた種牡馬ウッドマン Woodman に安楽死処分が取られた。著しい老衰のため。24歳だった。
ウッドマンは父ミスタープロスペクター Mr. Prospector、母プレイメイトUSA(母の父バックパサー Buckpasser)という血統の米国産馬で、母プレイメイトUSAは米2歳牝馬チャンピオン・ナンバードアカウント Numbered Account の全妹という良血。1歳時にキーンランド・サマー・イヤリングセールに上場され、ロバート・サングスター氏の代理人に300万ドル(7億2千万円=当時)で落札された。
愛ヴィンセント・オブライエン厩舎に所属した現役時代は、G3愛フューチュリティS、G3アングルシーSを制するなど5戦3勝の成績を残した。
87年(4歳時)から種牡馬入り。初年度産駒からヘクタープロテクターUSA(G1プールデッセデプーラン=仏2000ギニーなどG1・5勝)、ハンセル Hansel(G1プリークネスS、G1ベルモントS)を送り出した。
その後も、ティンバーカントリーUSA(G1BCジュヴェナイルなどG1・3勝)、ボスラシャム Bosra Sham(G1英1000ギニーなどG1・3勝)、ホークウイング Hawk Wing(G1ロッキンジSなどG1・3勝)などG1勝ち馬を多数送った。
日本でもヒシアケボノUSA(スプリンターズS)を筆頭に、レイズスズランUSA(浦和記念)、ロードアックスUSA(ラジオたんぱ杯3歳S)、スピードワールドUSA(京成杯)といった産駒が活躍を見せた。
また、フランスで90年と98年の2回2歳リーディングサイアーの座に輝いた。
ウッドマンは、今年も40頭以上の牝馬に種付けを行っていた。

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