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ファロン、復帰後G1勝利/サンクルー大賞典

2007年06月27日 16時29分

現地時間6月24日、仏サンクルー競馬場でG1サンクルー大賞典(芝2400m、4歳上、6頭)が行われ、5番人気のマウンテンハイ Mountain High(牡5、英M.スタウト厩舎)が、2着のマンデシャ Mandesha に1馬身半差で勝利を収めた。勝ち時計は2分29秒7、馬場状態は Bon Souple(稍重)だった。
マウンテンハイの手綱を取ったキアラン・ファロン騎手は、薬物使用による騎乗停止から7日に復帰したばかり。昨年10月のG1ジャンリュックラガルデール賞(ホーリーローマンエンペラー)以来、カムバック後は初のG1勝利となった。
1番人気に推されていたのは、昨年G1ヴェルメイユ賞を制し、G1凱旋門賞の伏兵としても注目された(同日のG1オペラ賞に出走、レコード勝ち)マンデシャ。今季初戦となった牝馬限定のG3コリーダ賞で順当に勝利を収め、牡馬相手のここでも1.8倍という圧倒的な支持を集めた。
しかし、マンデシャはゲートで痛恨の出遅れ。少頭数でペースが落ち着いたこともあって、すぐに馬群に取り付いたが、最後に伸びを欠き、ファロン騎手のアクションに呼応して2番手から力強く抜け出したマウンテンハイを捉えることができなかった。
マウンテンハイは父デインヒル、母ヘレニック Hellenic(母の父ダルシャーン Darshaan)の愛国産馬で、通算12戦4勝。半姉にはG1ブリーダーズCフィリー&メアターフを制し、タップダンスシチーが制した03年のジャパンCにも来日(9着)したイズリントン Islington(父サドラーズウェルズ Sadler's Wells)がいる。

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