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インヴァソール、故障で引退

2007年06月27日 16時29分

現地時間6月23日、米シャドウェルファームは、昨年の米年度代表馬インヴァソール Invasor(牡5)の引退、同ファームでの種牡馬入りを発表した。来年からの供用で、種付け料はまだ発表されていない。30日のG1サバーバンHに向けた調教終了後に右後肢種子骨の骨折が判明し、関係者によって現役引退の決断がなされたもの。
インヴァソールは父キャンディストライプス Candy Stripes、母ケンドム Quendom(母の父インテルプレテ Interprete)のアルゼンチン産馬で、通算12戦11勝。05年2月にウルグアイでデビュー、そのまま無傷の5連勝でウルグアイ三冠(※)を制し、同国の年度代表馬に選出された。
シャドウェルファーム総帥のハムダン・ビン・ラシッド殿下がその資質に目をつけ、インヴァソールをトレード。その初戦となった昨年3月のG2UAEダービーこそディスクリートキャット Discreet Cat、テスティモニー Testimony、フラムドパシオンに続く4着と敗れたものの、以降は連勝街道を驀進。5月のG1ピムリコスペシャルHからG1ブリーダーズCクラシックまで破竹のG1・4連勝で、堂々と米年度代表馬の座に就いた。
さらに、今年もG1ドンHとG1ドバイワールドカップを制覇。昨年から続くG1連勝記録を「6」に伸ばし、世界最強馬の座を揺るぎないものにしていた。
※LG1ポージャデポトリージョス大賞典(ウルグアイ2000ギニー)、LG1ジョッキークラブ大賞典、LG1ナシオナル大賞典(ウルグアイダービー)の3レース。

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