昨シーズンまで浦河町のイーストスタッドに繋養されていた種牡馬デザートキング(牡13歳、父デインヒル)が、愛国へ売却された。
同馬の競走成績は英愛12戦5勝。2歳時に重賞初挑戦となった愛ナショナルSでG1初制覇を果たすと、3歳時にはG1愛2000ギニー、G1愛ダービーを制し、グランディ以来22年ぶりの愛二冠馬に輝いた。
現役引退後の1998年に愛国と豪州で種牡馬入り。02年から日本で供用されていた。本邦産駒は2世代がデビュー。ナンヨーノサガ、ホウショウルビー、アマノチェリーランなど、これまでにJRAでは21頭が勝ち上がっている。しかし、それ以上に海外での活躍が目立ち、豪州ではG1メルボルンC3連覇のマカイビーディーヴァ、デザートウォー(G1AJCエプソムH)らを、欧州ではミスターディノス(G1ゴールドC)、ダルサロム(G1ラインラントポカル)などのG1ホースを輩出。海外での評価が高いことから売却が決まった。