G1ドバイワールドカップ(ダ2000m)に向けての最重要ステップ・G2マクトゥームチャレンジラウンド3は、アルゼンチンダービー馬エウタンベン Eu Tambem (牡5・父ワイルドイヴェント Wild Event)が5馬身差で圧勝。同馬はこのレースを含め8戦7勝2着1回と、まだ底を見せていない。本番ではインヴァソール Invasor 、プレミアムタップ Premium Tap ら実績ある強豪に伍してどこまでやれるか注目される。
G2ジェベルハッタ(芝1777m)ではセイハリ Seihali (牡8・父アルザオ Alzao)が優勝。2/22のG2アルファヒディフォート(芝1600m)2着からの連闘で、8歳にして初重賞制覇となった。昨年、香港G1クイーンエリザベス2世カップを制した牝馬イリディセンス Irridescence は3着と、昨年10月以来のレースとしては上々の結果で、G1ドバイデューティフリー(芝1777m)での前進が期待される。
G3ドバイシティオブゴールド(芝2400m)を制したのはドイツ調教馬のクイジャノ Quijano (セン5・父アカテナンゴ Acatenango) 。昨年のこのレースの覇者オラクルウエスト Oracle West を1-1/4馬身退けて優勝した。キハノは初重賞制覇だが、通算成績はこのレースを含めて11戦10勝とほぼパーフェクトで、G1ドバイシーマクラシック(芝2400m)でも注目の存在となる。
G3ブルジナハール(ダ1600m)からG1ドバイワールドカップに向かう予定だった6戦無敗のディスクリートキャット Discreet Cat は、熱発のため直前で回避。このままG1ドバイワールドカップに直行し、インヴァソールとの対決に臨むことになる模様。主役不在のこのレースを制したのはボストンロッジ Boston Lodge (セン7・父グランドロッジ Grand Lodge)。今季4戦目、しかも3連闘での勝利だった。
なお、この "スーパー・サーズデイ" のMVP的存在は、UAEのダグ・ワトソン Doug Watson 調教師。1RのG1マクトゥームチャレンジラウンド3(アラブ)をアルジャファン Al Jafanで、4Rのマハブアルシマールをテリフィックチャレンジで、6RのG3ブルジナハールをボストンロッジでそれぞれ優勝。1日3勝を挙げている。