ディープインパクトの全弟オンファイア(牡4歳、父サンデーサイレンス)が、今春から浦河町の社台スタリオンステーション荻伏で種牡馬入りすることになった。
同馬は2005年10月にデビュー。2戦目で初勝利を挙げた。続くG3東京スポーツ杯2歳S3着後に右前脚屈腱炎を発症。再起を目指し長期休養していたが、良化する気配が見られなかったことから現役引退が決まった。
3戦1勝という凡庸な競走成績、数多くのサンデーサイレンス産駒の種牡馬がいる状況下では、種牡馬としての道は閉ざされてしまうのが普通。しかし、本馬の場合、ディープインパクトの全弟という血統的背景が買われての種牡馬入りとなった。サンデーサイレンスの最終世代としても初の種牡馬となる。
種付料は30万円(受胎確認後支払)。ディープインパクトの種付料(1200万円)の1/40の金額で同じ血が付けられるとあって、すでに多くの引き合いがあるという。同SSの早来に1月24日に入厩したばかりで、現在は静養中。準備が整い次第、荻伏へ移動する。