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天皇賞馬イングランディーレ、韓国で種牡馬

2006年11月16日 18時09分

2004年のG1天皇賞・春を逃げ切ったイングランディーレ(牡7歳、父ホワイトマズル)が11月8日、韓国への出国検疫に入るため、千歳市の社台ファームを後にした。
同馬は99年のセレクトセール取引馬(売却金額1375万5000円)。01年8月にデビューし、4戦目で初勝利を挙げた。4歳になりG3ダイヤモンドSで重賞初制覇を果たすと続くG2日経賞も連勝。その後もG2ブリーダーズゴールドC、G3白山大賞典を制した。04年のG1天皇賞・春では10番人気と低評価にもかかわらず、ゼンノロブロイらを相手に逃げ切りG1初優勝。長距離重賞で真価を発揮し、同年夏には英G1ゴールドCへも出走(9着)した。04年のG2ブリーダーズゴールドC2着後に左前浅屈腱炎を発症。不屈の闘志で昨秋、今夏と2度復帰したが、再度爪に不安を生じたため現役を引退した。競走成績は34戦8勝(地方7戦2勝、海外1戦)。総収得賞金は4億700万3000円。
当初は国内での種牡馬入りが検討されていたが、最終的に韓国での供用が決まった。
日本から韓国へ移籍する種牡馬は年々増加。これまでにエアダブリン、ビワシンセイキ、トロットスターなどがトレードされている。今年はすでに99年のG1フェブラリーS優勝馬メイセイオペラ(牡12歳、父グランドオペラ)が渡韓。ほか01年のG2オールカマー勝ち馬エアスマップ(牡11歳、父デインヒル)も韓国への移動が決まっている。

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