マサタカラ 近２走は連続６着も、課題の障害はともにひと腰でまとめており、結果ほど内容は悪くない。今回は特別条件で増量されるだけに、息を入れての追走になりそうだが、ためが利けば、終いは確実に脚を使える馬。流れが向くようなら一発の可能性を十分に秘めている。デキは良く、注意したい。

　アローリキヒメ 平場の前走は先手を奪って積極的な競馬を仕掛けて行き、障害ひと腰。決め手の差が出て２着に敗れたが、内容は良かった。特別条件で７２５キロも、障害が安定している今なら崩れる心配はない。再度、オープンとの混合戦とはいえ、このメンバー構成なら互角以上にやれる力を持っている。引き続き首位争いが期待できる。

　ダイリンファイター 平場の近２走でも置かれており、障害をひと腰でまとめることが難しいだけに、増量され少しでも時計がかかるのは歓迎だろう。ただ、本来は登坂力で勝負したい馬で、今のカカリでは持ち味を発揮することが難しい。勝ち負けに加わるには展開の助けが必要になる。