インビクタ 近２走は無理せず息を入れて追走して行き、ドリームエイジカップで膝を折り手間取った障害に重点を置いた走り。ともにひと腰でまとめており、レースぶりは悪くない。過去２年の帯広記念では結果を残せておらず、高重量戦は歓迎ではないが、今年は１０キロ軽い９００キロの荷物。馬場の脚抜きは良くなるとはいえ、少頭数でペースは上がらず、十分に息を入れての追走が可能。力はヒケを取らないものを持っており、軽くは扱えない。

　メムロボブサップ 今季はこれまで制することができなかったばんえい十勝オッズパーク杯、岩見沢記念、北見記念、ドリームエイジカップを快勝し、古馬重賞完全制覇、四市重賞(旭川記念、岩見沢記念、北見記念、帯広記念)完全制覇に王手をかけた。今回も昨年同様に４０キロの賞金ハンデを課せられて９３０キロになるが、昨年度覇者メジロゴーリキは引退し、ライバルのアオノブラックは回避と強敵不在の組み合わせ。このメンバー構成ならマイペースで運べる。斤量も４度目で慣れが見込め、克服も十分に可能。間隔を開けここ目標に調整されており、仕上がりに関しては文句のない状態。偉業達成へ。

　コマサンエース 連続２着と勝ち切れないレースが目立っているが、ともに障害ひと腰でトップ抜けと安定した走り。特に前走は不得手としている軽馬場の時計勝負でも大きく崩れなかったことは評価できる。今季は旭川記念、岩見沢記念、北見記念で３着、６頭立ての少頭数だったとはいえ、ばんえいグランプリでは２着と重賞でも好走を続けており、確実に力をつけている。昨年度のばんえい記念で３着があるように、高重量戦は得意としている馬。ここに向けて入念な調整を施され、デキに不安はない。好勝負期待。