フジダイビクトール 近走は勝ち負けに加われてないが、同型が揃っており、厳しい展開。それでも障害ひと腰でまとめて大きく崩れていないのはデキのいい証拠。７組でこの組み合わせならもう少し楽に先行できるし、持ち味である登坂力を存分に生かせるはず。脚抜きのいい馬場での時計勝負を得意にしている馬。障害を早めにまとめて押し切りも十分。

　マタセタナ 前々走とは違い、前走は後方からの競馬で６着とひと息の結果。今回は７組で相手関係が楽になるし、この中に入れば力上位で通る馬。レースぶりにムラが残っており、確かにアテにしづらい面はあるが、積極策を打てれば首位争いが可能な条件。脚抜きのいい馬場なら基礎重量の増加にも対応できる。巻き返しに期待したい。

　ホウショウ 押っつけると障害にムラが出るだけに、昇級後は無理せず息を入れて行き、障害に重点を置いた走り。ひと腰でまとめているが、終い伸び切れずともにしんがり負けと精彩を欠くレースが続いている。この中に入って上位争いするにはまだまだ経験を積む必要がある。ここも内容重視の一戦。