コマサンエース 重賞の前走は５着も、勝ち馬からは９．１秒差と大きく負けていない。切れ味勝負では分が悪いだけに、特別条件で荷物が軽くなるのはプラスとは言えないが、ヒーティングの稼働、ロータリーハロー掛けで馬場は落ち着くし、２番手でこのメンバー構成なら極端に速い時計の決着にはならない。この馬でも十分に間に合う。警戒が必要。

　ヤマトタイコー ここも同型が揃った組み合わせ。登坂力で勝負したいだけに、前で流れに乗れないと持ち味を発揮することが難しい。大きく崩れることはないが、勝ち負けに加わるには展開の助けが必要になる。

　クリスタルコルド 一時期は障害で苦労して本来の走りができなかったが、平場とはいえ、近走はひと腰でまとめているし、レースぶりは確実に良化。完全復調した今なら昇級の特別戦と条件が厳しくなるここでも見劣ることはない。連勝中で勢いにも乗っており、軽くは扱えない。