キタノユウジロウ 前走は障害で止まってからも、しっかりと腰を入れて三腰でまとめてトップ抜け。降りてからも甘さを見せることなく、そのまま押し切った。得意としている高重量戦とはいえ、好内容のレースで完勝。今回は重賞だが、８００キロ前後の荷物だけに、流れに乗れるかがポイント。追走で手間取ることなく、スムーズな走りができるようなら、勝ち負けが可能な組み合わせ。注意したい。

　メジロゴーリキ 北斗賞、旭川記念は４着、ばんえいグランプリでは３着、岩見沢記念を快勝と今季は８００キロ前後の荷物でしっかりと結果を出せているし、今回の条件でも大きく崩れる心配はない。あとは雪予報が出ているだけに、馬場状態がポイントになる。切れ味勝負では分が悪く、極端に馬場の脚抜きが良くなるようだと多少の割引が必要。

　メムロボブサップ 前走は競り負けて２着に敗れたとはいえ、約１カ月ぶりの実戦で勝ち馬とは１０キロの斤量差があったことを思えば上々の内容。久々をひと叩きされて体調の方は確実に上昇しており、上積みが見込める状態。目標としていたここへ向けて万全の仕上がり。ハンデを課せられて厳しい条件だが、力を考えれば克服も十分に可能。雪予報が出て馬場の脚抜きが良くなるし、持ち味であるスピードと登坂力を存分に発揮できる。今季重賞２勝目に期待。