アバシリサクラ レース間隔は詰まっているが、中間も素軽い動きを見せており、疲れの心配はなさそう。近走は障害に重点を置いた走りを続けているため、後方からの競馬が目立つが、もともとハナは速いし、追走で手間取る心配はない。スタートからゴールまで押っ付け競馬で最後までスピードを持続するスタミナが必要なだけに、終い甘さを出さずに踏ん張り切れるかがポイント。

　トワイチロ 近３走は⑧⑦⑨着と結果はひと息も、道中で十分に息を入れて行き、障害に重点を置いた走り。しっかりとひと腰でまとめており、復調気配が窺える。格上馬が相手になるが、５００キロ定量で４７０キロなら見劣らない。本来のスピードを生かしたレースが可能だし、終い踏ん張れば勝ち負けに加わっても不思議のない条件。軽視禁物。

　ジェイコマンダー 平場に戻った前走でも障害で止まってからの腰の入りがひと息で手間取り９着とさっぱりの結果。障害が不安定な状態だけに、５００キロと荷物が軽くなるのはプラスに働く。一昨年度の地吹雪賞を快勝し、本戦のスピードスター賞でも３着と好走したように、適性は十分にある。７歳になったが、スピードの衰えは見られないし、一変が可能な条件。無視はできない。