キタノボブサップ ハナから走れず、行き脚も付かずに後方からのレースで⑥⑧着とひと息の結果。ばんえい菊花賞３着、ばんえいダービー５着、柏林賞４着と重賞でも差のない走りができているように、限定戦でも力で見劣ることはない。追走で手間取ることなく、スムーズに流れに乗れれば上位争いに加わっても不思議はない。注意したい。

　キョウエイリュウ ２歳、３歳シーズンではともに重賞２勝。昨年度は天馬賞を制しているように、５歳牡馬限定では実力、実績ともに上位。キレで勝負する馬だけに、馬場の脚抜きが良くなるのは好材料。押っ付ける形になっても、障害が良化した今なら手間取ることはない。夏場も苦にするタイプではないし、この条件なら勝ち負けに加われる。

　カイセドクター 今季ここまで未勝利も、オープン一線級相手に差のない走り。特別条件に戻った前走は前々走で膝を折り、ふた腰かかった障害をひと腰と上々の内容。５歳牡馬限定戦でクラスハンデを課せられるが、前走と同じ６９０キロなら崩れる心配はない。この中に入れば力上位の存在。馬場の軽重も問わないし、今季初勝利が期待できる。