モンスターキング 前走は道中からじっくりと息を入れて追走して行き、崩れていた障害に重点を置いた走り。久々にひと腰でまとめていたし、復調気配が窺える内容だった。ただ、前半８１秒と十分に息を入れたもの。まだ、詰めて行くと不安が残る状態で、ここも後方からの競馬。終いはそこそこの脚を使えるが、このメンバー相手に終い一辺倒では厳しく、大きくは狙えない。

　ヒカリファイヤー 前走は障害で止まったが、しっかりと二の腰を入れてふた腰でまとめていた。結果は差し届かずの５着も、ハイペースにも対応できていたし、レースぶりは悪くなかった。今開催から若馬の１０キロ減がなくなり、更に荷物は重くなるが、ペースが遅く、道中で息を入れて追走できるここなら大きく手間取る心配はない。変わらず好調を維持しており、首位争いが期待できる。

　ヒメトラクイーン 前走はテンに置かれてしまい、スムーズに流れに乗れずに道中で後手を踏む、持ち味である登坂力を生かした走りができなかった。今回は前走ほどペースが速くなることはなく、もう少し追走は楽になりそうだが、同型が揃っているし、持ち味である登坂力を生かしたレースができるか心配。この中に入って勝ち負けまではどうか。