シンエイボブ ４年連続の挑戦。５００キロ定量戦で勝ち星はないが、過去３年すべて本戦のスピードスター賞に出走しているように、大きく崩れる心配はない。今回はこの馬とアオノブラック以外の馬は初挑戦と、この組み合わせなら経験値を生かせる。７歳でも、スピードの衰えは見られないし、時計勝負にも十分に対応が可能。前走を快勝して勢いに乗っており、ここも無視できない。

　アルフェラッツ 除外明けのレースになるが、中間の動きは悪くなく、仕上がりに関して不安はなさそう。最軽量の４６０キロで走れるのは有利な条件だが、Ｂ４クラス昇級後はひと息の結果が続いているように、軽量利があるとはいえ、相手が一気に強化されるここでスムーズな走りができるか心配。この中に入って勝ち負けまでは難しく、大きく狙えない。

　アオノブラック 前走３着に敗れたとはいえ、前々走で膝を折った障害をひと腰とレースぶりは良かった。昨年度５００キロ定量では勝ち星こそなかったが、初挑戦の疾風賞は５３秒６の走破時計で３着。本戦のスピードスター賞は４４秒４の好タイムで２着と適性の高さを示した。出走馬中６頭が初挑戦になるし、相手にも恵まれた一戦。今季はばんえい十勝オッズパーク杯、北見記念と重賞２勝を挙げているように、実力、実績ともに上位の存在。デキ良く、首位期待。