シンザンボーイ 前走は決め手の差が出て４着も、追走で手間取ることなくスムーズなレースができていた。今回も２番手のメンバーが相手となる。昨年度の北見記念の覇者だけに、この中に入れば実力、実績ともに上位の存在。春先は本来の走りができずにひと息の結果が続いたが、夏場以降は内容が良化し、近走はこの馬本来の姿。もうひと呼吸詰めても、障害はひと腰でまとめられる馬。時計短縮は可能だし、巻き返し十分。

　ハクタイホウ 道中からしっかりと息を入れて追走して行った前走でも障害で止まってからスムーズに腰が入らずに大きく手間取る内容。間隔を取って調整されてきただけに、変わり身もあっていいのだが、前走から１０キロ加増されて７３０キロとなるし、相手が揃っているここで勝ち負けまでは難しいだろう。ここは結果よりも、内容に注目したい。

　マツカゼウンカイ 賞金ハンデが増加された前走でも課題の障害をひと腰。直線では一旦ホクショウマサルに交わされたが、ゴール前できっちりと差し返して３連勝を決めた。障害への不安が解消されて、完全に復調した今ならこのメンバーが相手でも互角以上にやれる。斤量も据え置きの７３５キロなら崩れる心配はない。絶好調と言える状態にあるし、ここは４連勝が期待できる。