コマサンエース 前走５着に敗れたとはいえ、７１０キロの荷物をひと腰でまとめていたし、重賞初挑戦だったことを考えれば上々のレースぶり。ここは昇級で特別戦となるが、前走から１５キロ減量されて６９５キロなら再度障害ひと腰が可能で、大きく崩れる心配はない。今季に入ってからの地力強化が目立つ馬。このメンバーの中に入っても互角にやれる力を持っている。時計勝負にも対応できるスピードもある。好調を維持しており、無視できない。

　テンノイノリ 軽馬場の押っつけ競馬となった前走でも障害の天板で膝の甘さを見せずにひと腰でまとめてトップ抜けしてそのまま押し切りと好内容のレースで完勝と言える。今回は前走から一気に５５キロ増量されて７０５キロとなるが、膝の甘さが解消された今なら、ここも大きく崩れることはない。昇級とはいえ、昨年度走っていたクラスだけに、この中に入って力で見劣ることはない。勢いにも乗っており、勝ち負け期待。

　オホーツクノタカラ 前走は障害をひと腰とこの馬の走りはできていたし、結果４着も内容は悪くなかった。今回は同型が揃った組み合わせで、すんなり先行できる心配。テンに置かれる面もあり、勝ち負けに加わるには展開の助けが必要となる。