チヨノシアトル 前走は障害で止まってからも腰は入れていたのだが、天板で２度膝折り、スムーズな走りができなかっただけに、７着も仕方のない結果。腰の入りは安定しているし、膝さえ折らなければ障害で手間取る心配はない。決め脚はこの中に入っても上位の存在。ある程度の位置で降ろすことができれば首位争いも可能な組み合わせ。デキ落ちもなく、軽くは扱えない。

　イナノトップ ２戦連続２着と勝ち切れないレースが目立っているが、障害はともにひと腰でまとめてトップ抜けと安定した走りを続けている。今回は前走の勝ち馬不在の組み合わせで、スンナリと先手を奪えそうだし、マイペースで運べる。このメンバーが相手なら持ち前の登坂力で勝負が可能。障害を早目に抜けて押し切りが期待できる。

　カイウン 前走も障害で止まったが、しっかりと腰を入れて三腰でまとめており、結果は４着も内容は悪くなかった。ただ、今回は昇級緒戦で１０キロ斤量が加増されて６８０キロとなる。障害にムラがある馬だけに、この条件でスムーズな走りができるか心配。この中に入っていきなりから上位争いとはいかないし、まずはペースに慣れることが先決。