サンサンテルヒメ 最下級条件で、このメンバーが相手なら力で見劣ることはない馬。ただ、今回は取消明けで第１０回開催以来久々の実戦となる。斤量も５８０キロから６１０キロと一気に３０キロ増量されているし、この条件でいきなりから勝ち負けとはいかないだろう。テンに置かれる面も残っており、上位争いに加わるには展開の助けが必要となる。まずはここを一戦使ってから。見送りが賢明。

　コトブキ 前走も道中からじっくりと息を入れて追走して行き、障害に重点を置いた走り。ひと腰とはいかなかったが、止まってからも腰を入れて４つで抜けていた。直線で脚を伸ばして３着と今季初の馬券圏内を確保した。障害にムラが残っている状態だけに、基礎重量の増加には不安が残る状態も、前走とほぼ同様の組み合わせだし、うまく流れが向けば上位進出のチャンスも出てくる。注意したい。

　ツルイテンゾロ ６２０キロと斤量が増加されてからの近３走は障害で止まってからスムーズに二の腰が入らずに大きく手間取る内容が続いている。今開催から基礎重量が増量されて６３０キロになるし、障害が崩れている今の状態では厳しいだろう。テンに置かれる面も残っており、余程展開が向かいない限り、勝ち負けに加わることは難しい。ここも８頭立てでのレースとなるが、うまく流れが向いたとしても入着が一杯。