ジェイエース ペースが遅くなり、道中で息を入れて追走できた前走は前々走で大きく手間取った障害をひと腰でまとめており、復調気配を感じさせる内容だった。重賞のここなら流れが速くなることはないし、息を入れて追走できる。増量にも対応は可能だろう。限定戦となるここでも別定条件ならヒケを取ることはない。仕上がり良く、上位進出のチャンスもある。注意したい。

　アオノブラック 前走は２番手とはいえ、オープン馬相手の特別戦と厳しい条件でのレース。結果６着も、７１０キロの荷物をひと腰でまとめて、大きく崩れなかったことは評価できる。今回は重賞で更に増量されて７２０キロとなるが、障害に関しては自信を持っている馬だし、ひと腰でまとめても不思議はない。一冠目のばんえい大賞典は３着に敗れたが、昨年度ヤングチャンピオンシップの覇者で世代戦なら互角以上にやれる力を持っている。デキも良く、勝ち負けが期待できる。

　ジェイカトレア 昨年度はイレネー記念でしんがり負けと牡馬相手には歯が立たなかったが、今季はここまでばんえい大賞典５着、はまなす賞４着、前哨戦の秋桜賞では４着と３歳限定条件でも差のない走りを続けている。地力強化が目立つし、今ならこのメンバーの中に入っても力で見劣ることはない。障害も巧者で６８０キロと一気に増量される荷物も克服が可能。警戒が必要。