ミヤビホウリキ 本来は登坂力で勝負したい馬だけに、障害が崩れている今の状態では厳しいだろう。今開催から基礎重量が増加されて６１０キロの荷物となるし、今のカカリでは対応できるか不安が残る。近走の内容からも大きな変わり身は望めない。

　リリー 末の甘さを出して勝ち負けには加われていないが、キッチリと障害はひと腰でまとめており、安定した走りを続けている。今回は１１組でのレースとなって相手が一気に弱化されている。この中に入れば互角以上にやれる馬。時計の比較でも上位で通るし、直線で多少、甘さを出しても十分に押し切れる。ここは勝機が到来した。

　マタクルサ 前走も障害で膝を折ったが、立て直されてからはしっかりと腰を入れてふた腰。障害で余分な腰を使った影響か直線でバテてしまい結果は７着。組み合わせが楽になっているし、ここなら道中で十分に息を入れて追走できる。このメンバーが相手なら力量的にも上位で通る馬。基礎重量の増加に対応できれば首位も狙える。