バウンティハンター 平場で斤量が減量された前走は前々走でふた腰かかった障害をひと腰でまとめており、結果は６着も、レースぶりは悪くなかった。今回は特別戦になるが、自己条件の平場条件の規定重量に１０キロ加増と軽い荷物。６頭立てと少頭数でペースが速くなることはないし、息を入れて追走できる。前走のカカリなら大きく崩れることはないだろう。センゴクエースは抜けた存在も、他馬との比較なら力量上位で通る馬。

　タナボタチャン Ｂ１クラスに昇級してからの２戦はともにしんがり負けと精彩を欠くレースが続いている。前走は息を入れて追走して行ったにも関わらず障害で止まってからスムーズに二の腰が入らずに大きく手間取る内容。今回は前走から１０キロ斤量は減量されるが、障害が崩れている今の状態では厳しいだろう。選抜条件で格上馬が相手となるし、この中に入って勝ち負けとはいかない。結果よりも内容重視の一戦に。

　イノリノチカラ 近走は道中から十分に息を入れて追走して行き、障害に重点を置いた走りを続けている。キッチリとひと腰でまとめており、内容は安定している。前走６着も、勝ち馬からは６．７秒と僅差の内容。走破時計は悪くなかったし、上々のレースぶり。今回は選抜条件の特別戦となるが、前走から１０キロ加増の６６０キロの荷物なら対応は可能だろう。終いは確実に脚を使える馬。このメンバーが相手でも障害次第では勝ち負けに加われる。無視はできない。