セイコークイン 特別条件の前走は障害の天板で止まりかけたが、なんとか踏ん張ってひと腰。結果は差し届かずの２着に敗れたとはいえ、上々のレースぶり。今回は昨年度２戦２勝と完璧な成績を残した５００キロ定量戦となる。４８０キロの荷物なら障害への不安もないし、持ち味であるスピードとキレを存分に発揮できる。今回は初挑戦の馬が多い組み合わせでこの中に入れば実績上位の存在。仕上がりも良く、障害を早目に抜けて押し切りが狙える。

　ハクタイホウ 先手を奪って積極的な競馬を仕掛けて行った前走は障害で大きく手間取り９着とサッパリの結果。ただ、この中間も変わらず素軽い動きを見せており、デキ落ちの心配はない。昨年度も予選の疾風賞で３着に入り、本戦のスピードスター賞に出走したが、端コースに入ったことが影響したのかスムーズな走りができなかった。５００キロ定量ではこれまで４戦すべてで１分を切る時計で走れているし、得意としている条件。巻き返しに期待。

　テンノイノリ ５００キロ定量戦となるここなら道中での折り合いを気にすることなく持ち前のスピードと登坂力を生かせる。初挑戦となった昨年度は稲妻賞で２着、スピードスター賞で８着とマズマズの成績を上げることができた。一度も１分を切ることはできなかったが、３度目となるここは慣れが見込めるし、時計も詰まってくるはず。あとは、多少テンに置かれる面があるだけに、スムーズに流れに乗れるかがカギ。追走で手間取らなければ上位進出も可能。