ジェイファースト 基礎重量が増加された前走は障害で止まったが、腰の入りは悪くなかったし、終い追い上げて２着と崩れなかったのはデキのいい証拠。今回は５１０キロと一気に斤量が軽くなっているし、この荷物ならひと腰でまとめることが十分に可能だろう。１分２４秒０の持ち時計があるように、時計勝負にも対応できるスピードを持っている馬。好調を維持しており、チャンスがある。

　キンツルモリウチ 昇級後は３戦連続３着と勝ち切れないレースが目立ているが、障害はひと腰でまとめてトップ抜けと安定した走りを続けている。今回は３・４歳の選抜条件で５２０キロの荷物となる。時計勝負に対応できるスピードを持っているだけに、斤量減量には対応が可能。あとはテンに置かれる面があるだけに、スムーズに流れに乗れるかがポイント。追走で手間取らなければ勝ち負けのチャンスも出てくる。

　マツノビューティ 選抜条件で５００キロと一気に斤量が減量されており、道中から押っつけ競馬になりそうだが、障害に関しては絶対の自信を持っており、障害で手間取る心配はない。あとは切れる脚を使えないだけに、時計勝負に対応できるかが疑問。この荷物なら他馬も障害で手間取ることはないし、この馬の登坂力を生かせる流れになるか不安がある。この条件で勝ち負けとはいかない。