昨年１２月の戦線復帰後から成績は今ひとつだが、近走に関してはスタート出が甘く、得意の先行競馬にも持ち込めていない。昨年８月には同条件戦Ｖ、その後のＡ１クラス１２３０メートル戦でも②着に好走と、距離適性の高さは証明済み。スタートさえ五分に決められれば。

前走はスタートから無理に出して行かず、中団から折り合いに専念する形で進めていたが、結果的には最後まで詰め切れずチグハグな内容に。近走の好走を見ても、ハナか番手、あるいは、好位までの位置取り。前付けなら変わり身も。

休養明け２戦は勝負どころでの手応えの割りに伸び切れないといった内容だったが、前走はそんな走りが嘘だったかのような、勝負どころから楽に抜け出し後続を突き放す圧勝劇を披露。休養前には既に同条件で勝利を収めており、昇級面の不安はなし。前走の勢いそのままに、ここも一気に突き抜ける。