トライアル競走のクリスタル賞は④着だったが、３～４角で包まれる形になり、そこで減速してしまったことが伸び切れなかった原因にも感じる。道中タメ切れれば直線鋭い伸び脚が使えるタイプであり、その決め脚はこのメンバーでもヒケを取らない。直線浮上に要注意。

３歳戦では息の長い末脚を武器に好走を続けていたが、今年８月の復帰以降は伸びを欠く結果に。陣営のお話では、暑さの影響が出ているとのこと。残暑厳しい今の時季では変わり身は難しいか。

前走の兵庫サマークイーン賞は古馬の壁にはね返される結果となってしまったが、上がり自体がまったく使えていなかった点を見ると、川崎・関東オークス遠征の疲れも少なからずあったように感じられた。兵庫に移ってからは１５００メートル以上の距離で３勝、のじぎく賞では勝負どころの進路取りでスムーズさを欠きながらも、メンバー最速の上がりで②着。３歳限定なら反撃可能。