雲取賞で◎○に完敗。まともに戦うと厳しいが、今回はヒーローコールが強行軍、マンダリンヒーローが海外帰り。順調度という点では両馬を上回る。高知優駿でハイレベルな相手に揉まれてきた経験を糧に、悲願の重賞初Ｖを狙う。

地方所属馬として史上初めてアメリカに遠征し、ＧⅠサンタアニタダービー②着、ＧⅠケンタッキーダービー出走と異国に足跡を残してきた。帰国後は先月上旬から時計を出し始めて、十分過ぎるぐらいの稽古を消化。雲取賞のリベンジ達成へ態勢は整った。追わせるクアトロ騎手との相性も良さそうだ。

１８年・１９年に川崎のクラウンカップを兄弟で制したスプリングマン、ホールドユアハンドの下で、南関との相性が良さそうな血筋。３角で先頭に立って、そのまま押し切る勝ちっぷりは圧巻であり展開不問。初コースでも割り引く必要はない。レース最速の上がり３ハロンを計時して後続を封じた石川ダービーから、距離延長はむしろ好都合。斤量差を突いての逆転は十分あり得る。