以前は末に徹する形で見どころある競馬を続けていたが、最近はタメが作れても以前ほどの鋭い上りが使えていない。現状で上位争いとなると、よほど展開に恵まれないことには厳しいように感じる。

前走は遅い展開を見越してスタンド前から押し上げて行ったが、向正面のペースアップからは置かれてしまい、盛り返せないまま⑥着。兵庫転入後からのレース振りを見ても、上がりは４０～４１秒台。上がりを要する締まった流れにならないと上位食い込みは難しいか。

手応えの割りに直線伸び切れていない近走内容は気懸かりだが、前走に関しては負けはしたものの、久々にこの馬らしいテンの行き振りが見られた。今回は久々の中距離戦だが、昨年１２月の同条件戦では単騎逃げからメンバー最速の上りで後続を完封。距離延長で変身か。