近走の崩れは気懸かりだが、前走の六甲盃に関してはスタートから後追いの形で何とかハナを奪うも、２周目スタンド前から後続勢に動かれてしまい苦しい展開にもなってしまっていた。１月の新春賞では番手から抜け出して勝利、続く名古屋・梅見月杯でも番手から向正面ロングスパートで②着接戦。気分よく先行できさえすれば反撃も。

最近でこそマシにはなっていたが、兵庫転入当初は砂を被って急に走るのを止めたりと気分屋な面が強かった。前回の止まり方もバテたというよりその気性面が出てしまったような内容に感じられた。中距離重賞では園田金盃、新春賞で③着に好走、一線級牡馬相手でもヒケを取らない実力の持ち主。ここも集中力さえ保てば。

佐賀ヴィーナスＣは３カ月半ぶりの実戦だったが、そんなことをまったく感じさせない鋭い切れ味を発揮し重賞初制覇。昨年の同競走ではスタート直後に躓き後方からの競馬を強いられながらもメンバー最速の上がりで⑤着。発馬さえ五分なら重賞連勝も十分可能。