転入当初は距離を延ばすと折り合い面の難しさが出てしまい、それが後半の伸びにも影響したのだが、最近はそんな面も徐々に解消中。兵庫ＣＳ(ＪｐｎⅡ)では地方馬最先着と、ここにきての地力強化を窺わせる。地元馬同士の重賞ならチャンスは十分ありそうだ。

菊水賞では中団から１頭モノが違うと言っても過言ではないほどの鋭い伸びを繰り出し差し切りＶ。デビュー２戦目から中距離にこだわって使われていたことが実を結んだような好内容だった。前走はもうひとつ伸び切れなかったが、グレード競走の厳しい流れも堪えた感じ。地元馬同士なら反撃必至。

２歳時は距離、展開を問わず終い確実に伸びてきたが、４月に戦線復帰後は仕掛けてからの動き出しこそ良いものの、直線伸び切れない競馬が続いている。現状で果たしてどこまで巻き返せるか。