２走前の門別は重賞勝ち馬がズラリと揃った質のいいメンバーながら、向こう正面で一気に動いて４角先頭から押し切る横綱相撲を披露。悲願のタイトルを獲得。前走は０秒１差の②着だが、③着に７馬身差は決定的だった。５歳を迎えて本格化ムードだし、少頭数と地の利を生かしたいが善戦まで。

昨年の当レースは２秒４差の⑧着。地方の重賞を５勝しているが、このメンバーに入るとパンチ不足は否めない。遠征慣れはしているし、大井コースも２度目、馬格もあるとはいえ、上位は困難。

３歳時から牝馬の交流重賞路線を牽引していたが、今年は果敢に牡馬に挑戦して善戦の連続。川崎記念②着、帝王賞④着は地力の高さの賜物で強靭な差しは健在。昨年３月の川崎・エンプレス杯以来、勝ち星から遠ざかっているが、今回は川田騎手とのコンビが復活したことで久々の勝機が巡ってきた。鉄砲も利くタイプ、捲土重来の一戦。