３走前の佐賀・ヴィーナスＣでは、メンバー中最速の上がりを繰り出し④着と好走。その後の２戦は走りに精彩を欠いているが、過去の連対競馬を見ると、ほとんどが馬体重４７０キロ台での出走時。当日どこまで絞れているかが巻き返しのポイントとなりそうだ。

抜群の安定感を見せていた３歳時から比べて、近年はやや勝ち味に遅い面が見られていたが、２走前の全国交流牝馬重賞・佐賀ヴィーナスＣでは３角で砂の深いインを突いて一気に先頭に立つと、そのまま押し切りＶ。近走のモヤモヤを払拭するかのような走りを披露。兵庫遠征はこれまで３回あり、交流グレード戦だった兵庫女王盃を除けば２戦ともに上位争い。適性の高い園田馬場で再び輝きを見せるか。

初の園田遠征だった昨年１１月の楠賞は、１角で落馬した馬のアオりを食らってしまい、一旦後方まで下がる形に。そこからしぶとく盛り返しての④着、スムーズなら…と思わせる内容だった。今回は３カ月の休養明けだが、過去の鉄砲成績を見れば②着２回③着１回ですべて馬券圏内と走りの精度は悪くない。久々の重賞獲りへ今度こそ。