ＪＲＡ１勝クラスで②着２回の力量馬。組み合わせに恵まれたとはいえ、期待に違わぬパフォーマンスで転入戦を大勝した。中山ダート１２００メートルを１分１２秒０で駆けており、距離短縮はむしろ望むところか。南関東クラシックを総なめしている森騎手＆小久保師のタッグに逆らう手はなく、栄えある初代王者へ。

結果こそ出なかったが、雲取賞、クラウンＣで一線級の胸を借りた。この経験が相手弱化のここで生きれば、台風の目になり得る。２走前は②着馬から０秒２差。船橋１２００メートルへの適性も示している。

休み明けのゴールドジュニアと、ＪＲＡ遠征を除けば、ここまで（３・０・２・０）。手堅い取り口は魅力だが、これまで厳しいペースの競馬を体験しておらず、テン乗りもどう出るか。評価を下げる。