Ｖ３で習志野きらっとスプリントを制した昨年の勢いが影を潜め、今年は連対ゼロ。本質は１ターン向きであり、浦和１４００メートルのＪｐｎⅢで台頭する場面は想像し難い。

１１浦和は２秒８差、前走は２秒５差。条件級の競馬とはいえ、嵌まった時の強さはまさに痛快。強力な同型多数で展開が鍵になるが、さきたま杯でもハナを奪えたように、スピード能力では何ら見劣りしない。今回は当時より斤量２キロ減、ペース次第で善戦以上の場面も。

復帰後、対ウインムートは２戦２敗。ともに真っ向勝負を挑んで後塵を拝したが、本来は差す競馬もできる自在派。主戦・藤岡佑介騎手に戻り、息を吹き返す可能性はある。大型馬だけに小回りコース攻略が鍵になるが、スムーズに折り合えれば、急流を利して大駆けも。